5月11日(日) 北九州遠征 対かっぱクラブ戦 戦評

テクニカルアドバイザー 牧 野   宏

 

今シーズンの15人制のゲームを振り返ってみると、どのゲームにも共通した

欠点がある。技術的なもの、戦術的なもの、フィットネス的なものといくつかの

要素があげられるが、特に大きなものが精神的な要因が考えられる。戦う意思と

いうか、一言でいうと「闘争心」が見えない。数人のプレーヤーにみられても、

全員に表れないと「チームとしての勢い」はない。そこで今回は、主将と話し合い

今回のゲームは「いかに闘争心を出せるか」という格闘技の原点に目標を設定した。

そこで内容は・・・というと、ん〜まだまだ足らない。プレーの「激しさ」が

不足している。一気に畳み掛けないといけない場面でイージーミスを犯し、相手に

決定的なダメージを与えることができず、逆に勢いを与えてしまう場面もあった。

精神的な強さは、どうすれば身につけられるのか。猛練習をすればそれが自信と

なり、タフな精神が身につくのか。私たちは高校生や大学生ではない。大人の集団

である。みんな仕事を抱えて好きなラグビーをしている。学生のように毎日の練習

はできない。私は「チャンピオンを目指すラグビー」と「楽しむラグビー」は根本

的に異なると思う。どっちが正しくてどっちが間違っているということはない。

どちらも正しい。ただ問題なのは、そのチームがどちらを選ぶのかということが

最も重要である。少なくとも私は、ウルトラマンは前者であると考えている。大半

の人がそうだと思う。チャンピオンを目指すのならば、チャンピオンになるための

条件が必要である。その条件とは、

1)選手自身の自己管理(健康面・栄養面・自己トレーニング)

2)最終目標達成のための練習計画(計画および実践:ハードトレーニング)

3)選手一人一人の高い意識

4)OBやマネージャー・家族などチームを支えるものの支援

  

厳しい条件を上げたが、もちろん上記以外にもたくさんあると思う。いずれにせよ

みんなが1つの目標に向かって同じ方向を向いて、日々の努力をすれば道は開けて

くる。6月からは、リーグ戦がはじまる。1つ1つのゲームをただ消化するのではなく、

最終目標達成のために「何が良くて、何が悪いのか」を明確にして、秋をめざそう。