6月22日(日) 対 吉四六クラブ戦 戦評

                   URFCテクニカルアドバイザー 牧 野  宏

 

「ラグビーのゲームにおいて勝つための条件は何か?」と問われたときどう答えるか。

細かいところまであげればきりがないが、最低限必要な要素を挙げれば次の4つになる。

 

@     圧力(プレッシャー)

A     前進(ゴーフォワード)

B     継続(コンティニティ)

C     支援(サポート)

私は、ゲームを反省する時や分析する時には必ずこの4つ条件を考える。果たして

このゲームにおいて4つの条件がクリアできていたかどうか。これは、選手自身に

聞いてみたい。さて、今回のゲームであるが、昨年の決勝と同じスコアではあるが

あの時ほど力の差は感じなかった。ただ、これは吉四六さんが練習不足でありまだ

細かなユニットの連携がとれていなかったことと、ウルトラから見れば最近の練習

が(特に継続という面)攻撃面においてすこしづつ機能してきたからである。吉四

六さんとの対戦は勝つにしろ負けるにしろクロスゲームになることは間違いない。力

が拮抗した者同士のゲームでは、「ゲームの流れ」を掴んだ方が勝利を掴む確率が高

い。そういう点で吉四六さんの方が流れを引き寄せ確実にトライを取っていた。開始

から20分は、ほとんどウルトラ陣内でゲームが進んだ。しかもその20分で3トライをあげている。

練習不足ではあるが、その状況に応じてプレーを選択する能力は、

豊かな経験からのものだろう。この差がこのゲームの勝敗を分けたのではないか。

たった一つのプレー選択ミスによって自分たちに来た流れを自ら放棄してしまった。同じ失敗を先週から2回犯してしまった。

  この教訓を次回には必ず活かして欲しい。

  今は失敗を一つ一つ少なくしていけばいい。最悪なのは同じミスを何度も繰り返すことだ。

6月の3連戦は、この時期にしては大変貴重な経験をしたと思う。今後は3連戦

  の結果を真摯に受け止め、自分達の現状の力量を把握し補うべきところの努力を望む。