大分県クラブ選手権決勝 対吉四六クラブ戦 戦評 

                  URFCテクニカルアドバイザー 牧 野  宏

 

完勝だった。「心・技・体」全てにおいて相手を上回っていた。
ミーティングでの
打ち合わせどおりにみんなが自分を殺して、チーム戦術を最優先し我慢した。こういう勝ち方は非常に意義がある。
2年前の優勝は、「勢い」と「がむしゃらさ」で勝った。
今回は、準備の段階も含めて「勝つべくして勝った」優勝である。決して偶発的なものではない。
綿密な戦術と選手全員の意思統一があったからこそ成し得たことである。
今回この戦評の執筆にあたり、これまでの「
GAME  REVIEW」を読み返してみた。
それぞれのゲームにおいていくつかの反省点を指摘してきたが、このゲームでは、その課題をほぼ克服していた。
昨年の屈辱の敗戦から1年間、苦しい戦いが続いたがこの優勝によってその「苦しさ」が少し軽減された気がする.
伊藤主将・宮崎副主将にとってこの1年間は本当に長く苦しい1年間であったと思う。
リーダーとして週3回の練習を休むわけにはいかない。おそらく長い1年の中では、体調が思わしくなかったこともあっただろう。
しかし、リーダーがゆえにその責任を果たし続けたことは賞賛に値する。本当に頭の下がる思いである。
彼らが素晴らしいリーダーシップを発揮し、そのリーダーの背中を見ながら全員が同じ方向を向き信じ切ったことが今回の勝利に結びついた。
さらに、忘れてはならないものは、選手を支えてくれた家族や職場の関係者の多大なる理解である。
これがあるからこそ我々は好きなラグビーに打ち込めるのである。
さて、今度は九州大会。前回はこれも「勢い」で全国キップを勝ち取った。
といっても準優勝だった。今回は必ず優勝して全国にいかなければならない。そのためには、まだまだやらなければいけないことがたくさんある。
この1ヶ月の間に「優勝するための準備」を行い、必ず「九州」を取らなければならない。

 

特別編 〜 SPECIAL ISSUE 〜



伊藤幹泰 主将 
「勝利の瞬間は、一瞬頭が真っ白になったというか・・・言葉では言い表せないぐらい最高の気持ちでした。
 勝因は・・・練習の成果もあると思いますが、最大の勝因は技術的なことよりも、全員の気持ちがひとつになれたことですね」





宮崎輝尚 副主将
「とりあえず、優勝の瞬間の気持ちは、ありふれてるけど無茶苦茶うれしかったですねぇ 点差は33対5でしたが、とにかく試合が終わるまでは常に気は
ぬけなかったです。四年前?の大逆転劇のことがずっと頭の片隅にありましたから。でも 二年前に吉四六に勝ったときとは少し違った気がしましたね。実際、優勝した
今だからこそ言えるのかもしれないんですが、二年前って本当に『ガムシャラ』って言葉があてはまるくらいみんなでとにかく最後まであきらめず勝とうって気持ちで勝
ち取った勝利だったような気がしました。もちろん今回もその気持ちは継続されていましたが今年って、80分間で勝つためには何をしたらいいか?とにかく吉四六に勝つ
ためにはまず何をすべきかってことを常に前提においてやってきたんじゃないかなぁって感じます。九州にいくにも全国にいくにもまずは吉四六。改めてチャレン
ジャーであることを再認識できたように思います。今回の勝利は皆がやるべきことをやり、出すべきところですべての力を出したからこそ勝てた勝利だと思います。今
年、バイスという大きな役割を与えられましたが、あまりに僕が頼りないが故にFWみんなでどうしたらいいのか?や、こうしたほうがよいのでは?という意見の出し合い
で意思の疎通はできたんじゃないのかなぁって思います。正直、試合前は誰よりも緊張していましたし、あれだけペナルティーはタッチへと言っていたのをチョン蹴りし
てもっていったのは自分でした。試合前二、三週くらいは練習以外でも電話なんかで毎日幹秦の声を聞いていたような気がします。本当にうれしい勝利です。フィールド
の選手、ベンチ、スタンドすべてが一丸となって勝ち取ったって気がします。マネジャーやスタッフ、そして当日はお礼を言えませんでしたが選手をささえてくれた家
族や彼女の方々にもお礼を言いたいです。んで、次は九州大会です。また、気を引き締めて一戦一戦、確実に戦って勝利を手にしましょう!」

〜余談ですが試合終わってすごくうれしくて誰かしら飛びついたら何と築木さんとノリ
でした。1,2,3、と並んでいました。二年連続ですが三人で同じメーカーのスパ
イクはいてます。それとFWが練習に来なかった8,9月は毎日胃が痛みました。〜




築城由美 マネージャー
「勝利の瞬間・・・「やった!」のひとことですね。案外言葉って出てこないものですよね。今年は特にビデオカメラを通じて試合を見ていたので、興奮してる中にも
 冷静に!っていう自分がいました。しかも今回は、優勝が決まった後の様子もカメラをまわし続けたかったんで・・・たとえればテレビで日本シリーズの優勝の瞬間を
 見ているような錯覚と感動でシビレ、いつのまにか涙が頬を伝ってました。
 今回の勝利は、本当大きいですネ。フィールド・ベンチ・スタンドの一体感!思いが通じる心地よさ!感動を与えられるチーム・・そして試合!
 一回り成長したウルトラを見ました。
 これで慢る事無く、九州大会でまず一つ勝って、その先の九州NO,1を手に入れるべく、宮崎で「ウルトラ魂」を見せてください。」