第28回全九州クラブ大会大分県予選準決勝 別府クラブ戦

 

2002年(H14)10月13日(日) 

 ウルトラマン・クラブ 45− 5 別府クラブ

  (前半 14− 0  後半 31−5)

 大分スポパーク21 サッカーラグビー場Bコート於

 

【ゲーム登録&出場メンバー】

 (FW)   1.築城宏一     (BK) 9.岡野司  → 中山雄介

        2.宮崎輝尚         10.白石浩章  → 大村勝美

 3.後藤宣徹         11.伊藤幹泰

 4.首藤剛児         12.戸高裕二

        5.完山清貴         13.福隅満  → 藤沢洋史

  6.佐藤隆          14.二宮啓一郎

 7.清水順二         15.波多江学

8.立麻徹

 

 (リザーブ)16.佐々木信芳

       17.安井大樹

       18.大村勝美

       19.中山雄介

       20.北崎泰彦

       21.藤沢洋史

       22.栗林外記

 

【ゲーム雑感】URFC部長 西村邦弘

覚えていますか? 2001年10月21日、山が動いたあの日のこと・・・

あれから、早いもんで1年経った。いよいよ、血が燃える舞台がやってきた。

あの時と同じの雨・・・

そして、人海戦術のグラウンド設営。自分たちの舞台は自分たちで作る・・・第2次世界大戦に敗れ、一面の焼け野原の中で関東の有志ラガーメンの尽力によって、秩父宮ラグビー場(当時は東京ラグビー場)を生んだ日本ラグビーの伝統かな???

芝がどうだのこうだの・・・関係ない。人こぬグラウンドにこそ、我らクラブラグビーの、誰のためでもない、ただラグビーがやりたくって集う原点がある。

そんな感慨をよそに、ゲーム開始が近づいている。対戦相手は、別府クラブである。

チーム結成以来、毎年リーグ戦や練習ゲームでお手合わせをさせてもらっているチームである。お互い相手のことはよく解っている。ただ、ここ数年、もつれたゲームが続いているので、予断は許さない。油断をしたら、相手にペースを握られたら、やられる。この点だけが唯一の不安であった。

だが、今回はこの別府クラブ戦を前に、やっとこさ勝利をものにした昨年のゲームをもう一度見直し、対策を強化スタッフを中心に練ってきた。昨年までの愚は繰り返さないとは思っていたが・・・歳は取りたくないもんですな・・・老婆心というものがもくもくと出てきてあきません。

ゲームは静かにはじまった。ちょっと、やんちゃな別府クラブらしくないな・・・

「ゲーム開始10分がこのゲームを支配する」 これが全てである。多くの時間を相手陣地でゲームを展開し、FWがモールからゴールになだれ込んだ。幸先よくトライを取れた。

こんな展開、ここ数年なかったし、こんな展開をいつも求め続けてきた。前半、もっと得点ができたとは思うが、何より相手に得点を与えていないのが良い。相手に、後半に繋がるものを与えていないからだ。

後半も、開始から堅いと言えば堅いが、相手陣でのゲームを心がけ、こちらが最初のトライを獲得し、3トライ差がついた。別府クラブの選手の顔に覇気がなくなってきているのが見て取れた。「今日はもらった。」ベンチで勝利を確信した。勝負は終わるまで解らないとは言うが、こちらの志気と相手の志気には、明らかに差がある。

以後、得点を重ね、途中、ペナルティからのスキをつかれ、1トライを取られてしまった(>_<)。

ビタ一文やらん気持ちに綻びが出てしまったが、当初の不安を吹き飛ばす大差で勝利を手にすることができた。やれやれ(^_^;)(^_^;)

でも、安堵の気持ちはこれくらいにしよう。あくまでも、通過点に過ぎないないんだ。 今年のチームをスタートして、やって来たことの全てをぶつける”舞台”に上がる権利を得たに過ぎないのだ。また、別府クラブ戦のスターターが、この舞台のスターターとは限らないと想う(私は強化スタッフではないのであくまでも推論)。冗談抜きだ!!

ゲーム総論としては、おおよそプラン通りだったとは想う(重ね重ね私は強化スタッフではないのであくまでも推論)。

しかし、私なりに振り返ってみると・・・チームの代表として選ばれし精鋭として、その力量をフィールドの外にいるチームメイトに知らしめるプレーが出来ていたであろうか。

ハイパントやキックオフのアタックにおけるディフェンスに代表される、「つぶす」気持ちのないタックルはいったいなんだ!!

本来の当事者に、意欲のかけらもない。とりあえず、対面に言っているだけで、「つぶす」つもりで言っていないように見えた。だから、簡単にボールを生かされているではないか。

キックボールは、いったんこちらのボールの支配権手放すのであるから、もっと、必死になって奪い返しに行くプレーをしなければならない。

こんなにも、弱い気持ちでほんまいいんかいな?

ここやないか、ラガーとしての真価を問われ、また、真価を知らしめることが出来る最大の”見せ場”ではないか。

相手がでかい、相手がはやい、こっちの人数が少ない 等々 そんなこと並べて、悪しき官僚のごとく、相手をつぶせなかった理由やタックルに行けなかった理由を並べて、なんの意味がある。

その場面に遭遇した限りは、なんとかせねばならん。これも運命・・・

腹を決めて、思い切っていくしかないんだ。結果は結果だ。可能性に賭けて、体を張れ。

そんな気持ちの葛藤をしながら、懸命なプレーをするスターターだからこそ、ベンチにいるメンバーは、自分の気持ちを重ね合わせ、共に戦うんだ。

大分県クラブラグビー「天下分け目の関ヶ原」、眦を決するための準備の猶予はあとわずか。

あらためて、ラグビーにおける「アタックル」言葉に込められた意味を問う・・・

そして、2002年10月27日というこの時は、二度とない。

「何しょうぞくすんで・・・一期は夢ぞ、ただ狂え」

(なにをくよくよと考えているんだ。長い人の営みの中では、この一回の事は夢のように一瞬に過ぎ去るものである。だから、つべこべ言わず狂ったようにやっちまえ)